湘南から都心への通勤実態レポート【片道90分】3年続けてわかったリアルな現実

鎌倉移住

最終更新日:2025年11月28日

目次

湘南から都心通勤のリアル

こんにちは、とっぷ(坂田利夫)です。

私は2022年5月から湘南エリア(鎌倉市)に移住し、現在も東京都心への通勤を続けています。片道約90分、往復3時間という通勤時間は、決して短くありません。

「湘南から都心への通勤って、実際どうなの?」
「本当に続けられるの?」
「疲れないの?」

そんな疑問を持つ方も多いでしょう。この記事では、3年間の実体験をもとに、湘南から都心への通勤の実態を、データとともに包み隠さずお伝えします。

通勤実態データ【3年間の記録】

まずは、私の3年間の通勤データを公開します。

項目データ
居住地神奈川県鎌倉市
勤務地東京都渋谷区
片道通勤時間約90分(平均)
往復通勤時間約3時間
月間通勤日数週3日出社(月12日)+ 週2日リモート
年間通勤日数約140日(祝日・有給除く)
月額定期代約32,000円(鎌倉駅〜渋谷駅)
乗り換え回数1回(横須賀線→湘南新宿ライン直通)
座席確保率約70%(7:15鎌倉発の場合)

ポイント:
週5日フルタイム出社ではなく、週3日出社+週2日リモートワークを導入したことで、通勤負担を大幅に軽減しています。この働き方が、湘南通勤を継続できる最大の理由です。

主要ルート別比較

湘南エリアから都心へは、複数のルートがあります。ここでは主要3ルートを比較します。

ルート所要時間月額定期代乗り換えメリットデメリット
①横須賀線→湘南新宿ライン
(鎌倉→渋谷)
約55分約32,000円0回(直通)直通で楽、座席確保しやすい遅延が多い
②江ノ電→小田急線
(江ノ島→新宿)
約70分約28,000円1回(藤沢駅)料金が安い、江ノ電が楽しい江ノ電が混雑、乗り換えが面倒
③JR東海道線→山手線
(茅ヶ崎→品川)
約60分約30,000円1回(東京/品川)本数が多い、早い朝ラッシュが激しい

私の選択:①横須賀線→湘南新宿ライン
理由は、「乗り換えなし」「座席確保率が高い」という2点です。遅延はありますが、乗り換えのストレスがないことが最大のメリットです。

通勤費用の実際

湘南から都心への通勤費用を詳しく見てみましょう。

費用項目月額年間
定期代32,000円384,000円
リモート日の食費削減-15,000円-180,000円
湘南の家賃削減分(東京比)-60,000円-720,000円
実質的な差し引きメリット+43,000円+516,000円

結論:
定期代は高いですが、家賃が東京より月6万円安いこと、リモートワークで食費や交際費が削減できることを考えると、トータルでは年間50万円以上お得です。

疲労度とストレス

通勤時間が長いと、やはり疲労は蓄積します。ただし、工夫次第で大幅に軽減できます。

疲労度の変化(3年間)

  • 移住直後(〜3ヶ月): 疲労度★★★★☆
    慣れない通勤時間に苦労。夜は疲れて何もできず。
  • 半年後: 疲労度★★★☆☆
    座席確保のコツを習得。通勤時間を読書や仕事に活用。
  • 1年後〜現在: 疲労度★★☆☆☆
    リモートワーク併用で週3出社に。心身ともに余裕が生まれた。

ストレス軽減のカギ:

  1. 座席確保(始発駅を選ぶ、時間をずらす)
  2. 通勤時間の有効活用(読書、動画学習、仕事)
  3. リモートワーク導入(週2〜3日)

快適通勤の実践テクニック

3年間の試行錯誤で見つけた、快適通勤のための実践的なテクニックを紹介します。

1. 座席確保のゴールデンタイム

  • 鎌倉発7:15〜7:30:座席確保率70%以上
  • 鎌倉発8:00以降:ほぼ満席、立ち席覚悟
  • 始発駅(逗子、久里浜)から乗る:100%座れる

2. 通勤時間の有効活用法

  • 読書: Kindle端末で月5〜7冊読破
  • 動画学習: Udemyでスキルアップ
  • 仕事メール処理: 到着時にはInbox Zero達成
  • 仮眠: アイマスク+ノイズキャンセリングイヤホンで15分睡眠

3. 持ち物の最適化

  • 軽量リュック(1kg以下)
  • ノイズキャンセリングイヤホン(必須アイテム)
  • モバイルバッテリー(通勤中にスマホ充電)
  • 折りたたみ傘(湘南は突然の雨が多い)

4. 時差出勤の活用

  • 早朝出社(8:30到着):混雑回避、午前中に集中作業
  • 遅めの出社(10:30到着):ラッシュ回避、朝の時間を有効活用

リモートワーク併用の効果

私は現在、週3日出社+週2日リモートワークを実践しています。これが湘南通勤を続けられる最大の理由です。

リモートワーク導入の効果

項目週5出社週3出社+週2リモート改善率
月間通勤時間約120時間約72時間-40%
月間通勤費32,000円32,000円(定期)変わらず
疲労度(主観)★★★★☆★★☆☆☆大幅改善
仕事効率普通向上(集中作業日確保)+30%
QOL(生活の質)低い高い劇的改善

リモートワークのメリット:

  • 通勤時間ゼロで朝と夜に余裕
  • 海を見ながら仕事できる最高の環境
  • ランチは自炊で健康的&節約
  • 集中作業が捗る(会議なし、中断なし)
  • 週末の疲れが全然違う(金曜日リモート最高)

湘南通勤のメリット・デメリット

3年間の経験から、湘南通勤のメリット・デメリットを正直にまとめます。

✅ メリット

  1. 生活の質が劇的に向上
    海が近い、自然豊か、週末が充実
  2. 家賃が安い
    東京より月6〜8万円安い、広い部屋に住める
  3. 通勤時間を自己投資に活用
    読書、学習、副業準備などに使える
  4. 心身の健康が改善
    週末のサーフィン、海辺散歩でリフレッシュ
  5. リモートワーク環境が最高
    海を見ながら仕事、集中力UP

❌ デメリット

  1. 通勤時間が長い
    片道90分、往復3時間は事実
  2. 電車遅延が多い
    横須賀線は遅延率高め(月2〜3回)
  3. 終電が早い
    飲み会は23時までが限界
  4. 朝が早い
    9時出社なら6:50には家を出る
  5. 緊急出社が大変
    突発対応は難しい

これから湘南移住を考える人へ

湘南から都心への通勤を検討している方へ、3年間の経験から本音のアドバイスを贈ります。

✅ 湘南通勤をおすすめできる人

  • リモートワークが週2日以上ある人
    → 通勤負担を大幅に軽減できる
  • 時差出勤・フレックス制度がある人
    → ラッシュ回避で快適通勤
  • 通勤時間を有効活用できる人
    → 読書、学習、副業準備など
  • 海や自然が好きな人
    → 週末の充実度が段違い
  • 家族との時間を大切にしたい人
    → 広い家、自然環境で子育て

⚠️ 湘南通勤をおすすめできない人

  • 週5日フル出社が必須の人
    → 疲労が蓄積しすぎる
  • 夜遅くまで仕事・飲み会が多い人
    → 終電が早く帰宅困難
  • 通勤時間を無駄だと感じる人
    → ストレスが溜まる一方
  • 都心のアクセス重視の人
    → 湘南は遠い
  • 緊急対応が頻繁にある職種
    → 即座に出社できない

💡 成功のカギ

  1. リモートワークを交渉する
    週2〜3日確保できれば通勤は十分可能
  2. 通勤時間を「投資時間」と考える
    読書、学習、副業で自己成長
  3. 始発駅近くに住む
    座席確保率が劇的に上がる
  4. 家族の理解を得る
    通勤時間は増えるが、生活の質は向上
  5. 試しに住んでみる
    ウィークリーマンションで1ヶ月体験

まとめ

湘南から都心への通勤は、決して楽ではありません。片道90分、往復3時間は事実です。

しかし、リモートワークの活用通勤時間の有効活用週末の充実した湘南ライフを考えると、私は「湘南通勤を選んで本当に良かった」と心から思っています。

3年間続けてわかったこと:

  • 通勤時間は「投資時間」として活用できる
  • リモートワーク併用で負担は大幅に軽減できる
  • 湘南の生活の質は、通勤時間に十分見合う価値がある
  • 家族との時間、自然との触れ合いは何物にも代えがたい

もしあなたが「湘南に住みたいけど、通勤が不安」と悩んでいるなら、ぜひこの記事を参考に、一歩踏み出してみてください。

湘南の海、空、風が、きっとあなたを待っています。


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運営者とっぷ(坂田利夫)
2022年5月から湘南エリア(鎌倉市)在住。東京都心へ片道90分の通勤を3年継続中。リモートワーク併用で快適な湘南ライフを実現。

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