【2025年最新】湘南移住者増加ランキングTOP7!実際に住んでわかった本当の人気エリア
最終更新日:2025年11月5日
「湘南に移住したいけど、どのエリアが人気なの?」「実際に移住者が増えている街はどこ?」
そんな疑問をお持ちのあなたへ。実際に東京から湘南へ移住した私「とっぷ」が、総務省の住民基本台帳人口移動報告などの公式統計データと、2年間の湘南生活で得た実体験を組み合わせて、本当に移住者が増えているエリアをランキング形式でご紹介します。
この記事では、単なる数字の羅列ではなく、「なぜそのエリアが選ばれるのか」「実際に住んでみてどうなのか」というリアルな視点をお届けします。
目次
湘南エリア全体の移住トレンド
コロナ禍以降、湘南への移住が加速
総務省の「住民基本台帳人口移動報告」によると、2020年以降、湘南エリア全体で転入超過(転入者が転出者を上回る状態)が続いています。
湘南エリアが注目される背景:
- テレワークの普及: 都心通勤の頻度が減り、郊外での生活が現実的に
- 子育て環境の重視: 自然豊かな環境で子どもを育てたいという需要
- 生活の質重視: 仕事一辺倒から、ライフスタイルを重視する価値観の変化
- 海のある暮らしへの憧れ: マリンスポーツや海辺の散歩など、趣味を楽しめる環境
実際に移住した私が感じる湘南の魅力
2023年に東京から湘南に移住した私自身、この「湘南ブーム」を実感しています。週末の海岸沿いには、明らかに「移住を検討している」と思われる家族連れの姿が増えました。
地元の不動産業者に聞いても、「コロナ以降、問い合わせが2倍以上に増えた」との声が多く聞かれます。
移住者増加ランキングTOP7
それでは、統計データに基づく湘南エリア移住者増加ランキングを発表します。
第1位:茅ヶ崎市 ★圧倒的人気
転入超過数:約2,214人(2021年データ)
全国ランキング:19位
茅ヶ崎市が選ばれる理由
- 子育て世代の転入率全国1位: 若いファミリー層からの絶大な支持
- 東京23区からの転出者増加率44.0%: コロナ禍で急増
- 程よい田舎感と利便性のバランス: 海の近さと生活インフラの充実
- サザンオールスターズの聖地: 文化的なブランドイメージ
実際に住んでみて(私の体験)
茅ヶ崎駅周辺は商業施設が充実しており、日常の買い物に困ることはありません。一方で、駅から少し離れれば静かな住宅街が広がり、「都会と自然のちょうど良いバランス」を実感できます。
週末には「茅ヶ崎海岸」でサーフィンを楽しむ家族連れの姿が目立ち、移住者同士のコミュニティも形成されつつあります。
第2位:藤沢市 ★最大人口規模
転入超過数:約2,124人(2023年データ)
総人口:約44万人(湘南エリア最大)
藤沢市が選ばれる理由
- 江の島・湘南海岸の存在: 観光地としてのブランド力
- 交通アクセスの良さ: JR・小田急・江ノ電の3路線が利用可能
- 商業施設の充実: 湘南T-SITE、テラスモール湘南など
- 住みたい街ランキング急上昇: 2025年23位(過去最高)
実際に住んでみて(私の体験)
藤沢市は「湘南の玄関口」として、最もバランスの取れたエリアです。都心への通勤も現実的で、私の知人には東京・品川まで通勤している方も多くいます。
特に辻堂エリアは、テラスモール湘南の存在で「住みやすさ」が格段に向上しており、子育て世代に大人気です。
第3位:鎌倉市 ★高級住宅地
住民満足度:極めて高い
特徴:転入より「定住」を選ぶ人が多い
鎌倉市が選ばれる理由
- 歴史と文化の街: 寺社仏閣、古都の風情
- 高いブランドイメージ: 「鎌倉に住んでいる」というステータス
- 住民の愛着度が高い: 一度住むと離れたくなくなる魅力
- 教育環境の良さ: 文化的な環境で子どもを育てたい家庭に人気
実際に住んでみて(私の体験)
私自身が鎌倉エリアに居住していますが、「住民の質の高さ」を日々実感します。観光客は多いですが、住宅街は静かで落ち着いており、週末の朝は海沿いをランニングする人々の姿が見られます。
ただし、家賃・物価は湘南エリアで最も高く、「憧れ」だけで移住すると後悔する可能性も。しっかりとした資金計画が必要です。
第4位:平塚市 ★コスパ重視
転入超過数:約2,499人(2023年データ)
全国ランキング:10位
平塚市が選ばれる理由
- 転入超過9年連続: 安定した人気
- 家賃相場が手頃: 鎌倉・藤沢より2割程度安い
- 全世代で人口増加: 幅広い年齢層から支持
- 商業施設が充実: ららぽーと湘南平塚など
実際に住んでみて(移住者の声)
知人の30代夫婦は「藤沢・茅ヶ崎は家賃が高すぎて、平塚に決めた」とのこと。実際、2LDKで10万円前後の物件が見つかり、「生活費を抑えながら湘南ライフを満喫できる」と満足しています。
第5位:逗子市 ★落ち着いた雰囲気
特徴:富裕層・セレブリティに人気
逗子市が選ばれる理由
- 静かで落ち着いた環境: 観光地化されていない穏やかさ
- 海と山の両方が近い: 自然環境の豊かさ
- 高級住宅街のイメージ: 披露山など著名人も多数居住
- 小さな街のコミュニティ: 人口約5.7万人の親密さ
実際に住んでみて(私の印象)
逗子は「隠れ家的な湘南」という表現がぴったりです。鎌倉の喧騒から離れ、静かに暮らしたい方に最適。ただし、商業施設は少なく、車がないと不便な面もあります。
第6位:葉山町 ★最高級エリア
特徴:湘南エリア最高級の住宅地
葉山町が選ばれる理由
- 御用邸がある格式: 皇室ゆかりの地
- 美しい海岸線: 森戸海岸、一色海岸の景観
- 芸能人・著名人が多数居住: プライバシーが保たれる環境
- スローライフの象徴: のんびりとした時間の流れ
実際に住んでみて(知人の声)
「葉山は別格」と言われる理由を、実際に訪れると理解できます。海の透明度、街の清潔さ、住民のマナーの良さ、すべてが他のエリアとは一線を画しています。
ただし、家賃は湘南エリアで最も高く、3LDKで20万円超えも珍しくありません。経済的な余裕がある方向けのエリアです。
第7位:大磯町 ★歴史ある保養地
特徴:明治期から続く別荘地
大磯町が選ばれる理由
- 歴史ある保養地: 政財界の要人が別荘を構えた街
- 落ち着いた住環境: 過度な開発がされていない自然
- 温暖な気候: 湘南エリアでも特に温暖
- セカンドライフに最適: シニア層から人気
実際に住んでみて(私の印象)
大磯は「静かに老後を過ごしたい」という方に最適です。駅前の開発は控えめで、昔ながらの商店街が残る風情が魅力。ただし、若い世代には少し物足りないかもしれません。
なぜ湘南が選ばれるのか?3つの理由
1. テレワークで「通勤頻度」が減った
コロナ禍以降、週2-3回のテレワークが当たり前になりました。毎日通勤する必要がなくなったことで、「少し遠くても良い環境」を選ぶ人が増えたのです。
私の実体験:
私自身、週3日はテレワーク、週2日は都心へ出社というスタイルです。通勤日は往復2.5時間かかりますが、週2日なら許容範囲。むしろ、残りの5日間を海の近くで過ごせることの価値の方が大きいと感じています。
2. 子育て環境を最優先する価値観
茅ヶ崎市が「子育て世代の転入率全国1位」という事実が示すように、「子どもを自然豊かな環境で育てたい」という需要が急増しています。
湘南の子育て環境の魅力:
- 海や公園で思いっきり遊べる
- 教育環境が整っている
- 子育て支援制度が充実
- 同じ価値観を持つ移住者コミュニティ
3. 「生活の質」を重視する時代の変化
「年収が高ければ幸せ」という価値観から、「自分らしく生きることが幸せ」という価値観へのシフトが起きています。
湘南は、その「自分らしい生き方」を実現できる場所として選ばれているのです。
年代別・家族構成別の人気エリア
20代独身・カップル
おすすめエリア:藤沢市(辻堂・藤沢駅周辺)
- 商業施設が充実
- 若者向けのカフェ・レストランが多い
- 都心へのアクセスが良い
30代子育て世代
おすすめエリア:茅ヶ崎市、藤沢市(辻堂)、平塚市
- 教育施設が充実
- 公園・遊び場が豊富
- 家賃が比較的手頃(平塚市)
40代ファミリー
おすすめエリア:鎌倉市、逗子市
- 教育環境が良い
- 文化的な刺激がある
- 長期的に住みたい環境
50代以上・セカンドライフ
おすすめエリア:葉山町、大磯町、逗子市
- 静かで落ち着いた環境
- 医療施設が充実
- 趣味を楽しめる環境
実際の移住者の声
30代女性(茅ヶ崎市・子育て世代)
「東京から茅ヶ崎に移住して2年。子どもが海で遊ぶ姿を見ると、『移住して本当に良かった』と実感します。近所には同じ移住者も多く、すぐに友達ができました。」
40代男性(藤沢市・テレワーカー)
「週2日の都心通勤は大変ですが、残りの5日間を湘南で過ごせることを考えれば全く苦になりません。週末は江の島まで自転車で行き、海を眺めながらコーヒーを飲むのが至福の時間です。」
50代夫婦(鎌倉市・セカンドライフ)
「子どもが独立したのを機に、憧れの鎌倉に移住しました。朝の散歩で寺社を巡り、週末は鎌倉野菜を買いに農協へ。東京では味わえなかった『丁寧な暮らし』を実践しています。」
あなたに合ったエリアの選び方
重視するポイント別おすすめエリア
✅ 都心通勤を重視するなら
藤沢市、茅ヶ崎市 – 東海道線で品川・東京へアクセス良好
✅ 家賃を抑えたいなら
平塚市、大磯町 – 湘南ブランドでありながら手頃な家賃
✅ 子育て環境を重視するなら
茅ヶ崎市、藤沢市(辻堂) – 子育て支援・教育環境が充実
✅ ステータス・ブランドを重視するなら
鎌倉市、葉山町 – 高級住宅地としてのブランド力
✅ 静かな環境を重視するなら
逗子市、葉山町、大磯町 – 観光地化されていない落ち着き
まとめ:統計と実体験から見る湘南移住の現実
湘南エリアの移住者増加ランキングを、統計データと実体験を交えてご紹介しました。
ランキングのおさらい:
- 茅ヶ崎市 – 子育て世代に圧倒的人気
- 藤沢市 – 最大規模でバランス抜群
- 鎌倉市 – 高級住宅地として不動の人気
- 平塚市 – コスパ重視の移住者に人気
- 逗子市 – 落ち着いた環境を求める人に
- 葉山町 – 最高級エリアのスローライフ
- 大磯町 – 歴史ある保養地でセカンドライフ
重要なポイント:
- 「人気があるエリア=あなたに合うエリア」とは限らない
- 家賃、通勤時間、ライフスタイルを総合的に検討する
- 可能なら週末に現地を訪れ、雰囲気を確かめる
- 移住は「勢い」も大切だが、準備はしっかりと
私からのアドバイス:
2年前、私も「本当に湘南に移住して大丈夫だろうか」と不安でした。しかし、今では「あの時決断して本当に良かった」と心から思っています。
このランキングが、あなたの湘南移住を後押しするきっかけになれば嬉しいです。
ご質問やご相談があれば、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。実際に移住した者として、できる限りのサポートをさせていただきます。
関連記事
執筆者:とっぷ(坂田利夫)
湘南エリア在住2年、東京から移住した実体験を基に情報発信中

